先日お話ししましたが、現在転職考えてます。でね、アパレル辞めてから「やったことないことをしてみよう!」という安易な考えで飲食業界に飛び込みこっぴどい目に遭い、ぶっちゃけ病みかけて正常な判断のできない状態で現職に就いてしまったわけですが、心身余裕ができてきて「こはいかに、かかるやうやはある」と気付き改めて思ったのですよ。
結局、何がしたいんだろう。
と。いや今更!?とも考えはしたのですが、社会に出て20数年ずっとサービス業界におりまして、果たしてこれって向いてるの?と根本的な疑問にぶちあたったのです。一応商業高校出てるので簿記やらひと通りそっち系の資格持ってるんだけど、事務はしたことないんです。実務経験がないのでそれこそ今更事務をしようとは思いませんが、結局自分は何をして生計を立てるのが向いているのだろうとお前それもっと早くに考えろよってツッコミ満載ですが、いい加減ジョブホッパーから脱却すべく此度の転職はちと本気で考えてみようと息巻き、買ったわけですよ。これを。
何事もカタチから入りたがるB型ですイェア☆てか年末に頂いた図書カードが2,500円余ってたので。
しかしね、これはなかなか面白かった。その発想はなかった!ってかんじです。本の帯に書いてある「もうインドへ旅に出る必要はありせん」ってほんそれ。自己啓発とはひと味違う自分探しができる内容で、例えば進路に悩む学生さんなんかにもいいと思います。むしろ可能性のあるお若い方が読むべき。こんなBBAが今更読んでも見つけられる自分なんて選択肢は極少ですわ。いやだ自分で打ってて悲しくなってきた。
これは常々思っていることですが、生まれたての赤ん坊には無限の可能性があります。例えばこの赤ん坊が成長する中で虫歯ができたとすると、極端な話ですが将来の選択肢から宇宙飛行士がなくなります。更に視力が悪くなると飛行機や旅客機のパイロットの選択肢が減ります。現在小学生の子供たちにはアイドルやパティシエやF1レーサーやプロ野球選手や数学者になれる可能性があるけれど、すっかりBBAな私にはそれらの可能性はもう既にないわけですよ。なのでね、少しでも若くて可能性という選択肢が多いうちに一生涯を貫ける方向性を見つけることって、ものすごく大事なことだと思うのです。
反抗期を迎えた坊っちゃん嬢ちゃんたちは一度は「因数分解なんて覚えなくてもスーパーで買い物するのに困ることはない」と宣いますが、因数分解を学習するのはスーパーで買い物するためにではなく「もしかしたら因数分解が必要な分野に将来興味をもつかもしれないから」なわけで、まああれだ、なにごとも習得しておいて損はないってことだ。できないよりはできたほうがいい。でも、できなくても死にゃしないことにクヨクヨ悩む必要はない。できることを探して、そこから派生させて更にできることを増やしていけばいい。この本はそれを手助けしてくれる一冊だと思いました。
そんなわけで、読破した私は自分を探すことに見事成功したのでインドに旅立つのは止めます。え?次の仕事の方向性?そりゃあアレですよ。
ニートになります。(半分本気)
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